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プロペシアの効果と副作用

 

1.プロペシアの効果が出るまでの期間

プロペシアフィナステリドという成分を主成分にした男性型脱毛症の治療薬です。

 

主に服薬して用い、薄毛改善に効果を発揮してくれます。

 

一般に病気の治療に用いられる医薬品は使用期間の目安というものがあって、例えば胃薬であれば「4,5日使用しても改善されなければ医師に相談を」などと説明されますね。

 

感染症などに用いられる病院処方の薬もしかりで、「この症状にこの薬を投与すればおよそ○日で改善の兆しが現れる」ということが経験上分かっているからです。

 

では男性型脱毛症の治療薬プロペシアはどれくらい飲み続ければ効果が表れてくるのでしょうか。

 

■最低3か月、通常6か月、最長1年
プロペシアを服用し続けて効果が出るまでの期間として、この数字を見て長いと思いますか?

 

胃薬や風邪薬などと比較すると確かに最低3か月は長いですね。しかも通常は6か月です。

 

なぜ効果が出るまで、こんなに長期間かかるのでしょうか。それは男性型脱毛症の治療はヘアサイクルというものが関係しているからです。

 

感染症などに抗菌薬等を投与する場合、体内濃度を一定に保ちながら服薬すれば、いずれ体の中のばい菌が死滅すれば体が回復して投与終了です。

 

しかし脱毛症の治療は「数日飲めば薬が栄養になって毛根からいきなり毛が生える」という直接・速効的な効果機序ではないのです。

 

人間の毛根は一つ一つが独立した、成長期・退行期・休止期という、生えて抜け、また生えるというサイクルに従って活動しています。

 

つまり頭全体には成長期の毛根もあれば退行期の毛根もあり、また休止期にある毛根も存在するわけです。

 

男性型脱毛症を発症している部位では成長期が短くなり、退行期・休止期が長くなっています。

 

また成長期にある毛根も毛根を弱らせるジヒドロテストステロン(DHT)の影響を受けて正常に髪を生やせていません。

 

フィナステリドを服用すると、DHTの生成が抑制されるので、やっと負の効果から各期間にある毛根達が解放されます。

 

今、成長期にある毛根では少し期間が延びてその間に太く強くなりますし、退行期から休止期を経た毛根は次の成長期には正常な発毛がされてきます。

 

このように各毛根から発毛がなされる時期にタイムラグがあるので、みた目に改善が視認できるまでには一定の期間を要すのです。

■治療開始が早いほど効果の実感も早い
男性型脱毛症が進行した状態では多くの毛根がダメージを受けていますから、DHTの悪影響から解放されても立ち直るまでに時間がかかりますから、その分発毛を実感できるまでに時間がかかります。

 

治療開始が早ければその逆で早く効果を実感できるというわけです。

 

多くの方は医師にかかるまでに長い間迷って、症状が進行してしまった状態の方が多いので、その場合は1年くらいは効果を実感できるまでにかかるので覚えておきましょうね。

 

これ以上過ぎても効果が出ない場合は薬が合わず効いていないということも考えられるので他の代替手段を検討しなければなりません。

 

いずれにしてもできるだけ早く治療を開始すれば、それだけ早く効果を出すことができますね。

 

2.プロペシアの副作用について教えて下さい

プロペシアはフィナステリドという主成分を用いた男性型脱毛症の治療薬であり、何は置いてもプロペシアの投与がハゲ治療の基本中の基本で、最も効果を期待できます。

 

現在日本国内ではプロペシアを薬局などで自由に購入することはできず、医師の処方を受けてなくてはなりません。

 

医師の処方を必要なのには理由があるんですね。プロペシアには副作用の危険があるため一般薬としては解放されていないのです。

 

患者側としても副作用については把握しておくのがベストですから、ここでプロペシアの副作用について勉強しておきましょう。

 

■プロペシアの副作用は生殖器系が主
勃起障害、射精障害、性欲の減退、精巣痛など発生割合はかなり低いものの生殖器系の副作用が報告されています。

 

人によっては勃起障害や射精障害などは分かりやすいですが、性欲の減退などは気づきにくい人もいると思います。

 

精神的な要因も絡むため、はっきりとプロペシアの副作用のせいだと判断できない場合もあります。

 

こういった副作用と考えてしまいそうな症状が出ることもあるのだと覚えておいて意識して自分の体を観察しておきましょう。

 

プロペシアでの副作用の発生頻度としては1%未満ですから通常はあまり心配する必要はありません。

■胃腸系
プロペシアの副作用として、中には腹痛や下痢など胃腸系に不具合が出る方も稀にいます。
生殖器系よりもさらに発生頻度は低いですが、服用後に副作用かなと思える症状を感じたら医師に報告して下さい。

■皮膚系
プロペシアの副作用には、発疹、じんましん、血管浮腫、かゆみなど、皮膚の異状が出ることもあります。

 

これらは頻度は不明ですが、念のため服用後の異常をチェックした方が良いでしょう。

■肝機能
プロペシアは、少なからず肝臓に負担をかけるので血液検査で数値に変化が出ることがあります。

 

これは普段自分で確認はできませんから、通院するクリニックで必要があれば検査を受けることになります。

 

プロペシアの副作用の中では、最も注意をするべき症状です。

■その他の副作用
めまい、うつ症状、乳房肥大など、こちらも頻度は不明ですが、副作用の報告があります。

 

何故か分からないが気分の落ち込みが続く、立ちくらみやめまいが起きやすくなったなどの場合は、副作用かもしれないと疑って医師に報告しましょう。

■個人輸入による使用は副作用の危険が伴う
中には通院が面倒だとか、診察代がもったいない等の理由で医師の診察を受けずに個人輸入業者などを使って海外からプロペシアを輸入して使用する人もいるようです。

 

しかしプロペシアを個人輸入した場合は、たとえ事故があっても自己責任です。

 

粗悪品や偽物を使用して健康障害が起きても誰も責任を取ってくれません。

 

信頼できる輸入業者を探せればよいですが、ネットの情報だけでは確実な信頼性をえるのは難しいかもしれません。

 

また医師の介在の無いプロペシアの使用は副作用など健康障害の予兆や前兆を見逃してしまい、重大な副作用につながる危険性もあります。

 

医師の介在が必要なのにはそれなりの理由があるわけですから、できれば専門のクリニックで、正規のルートを使って輸入された信頼性のあるプロペシアを使用しましょう。

 

定期的な健診や問診を受けながら使用すれば副作用のリスクを大幅に減らすことができます。

 

プロペシアの初期脱毛はどれくらい抜けるの?

胃薬などと違ってプロペシアの服薬後すぐに劇的に髪が生えるわけではないということは以前お話しましたが、プロペシアを飲みだしてから1、2か月の間はなお抜け毛が減らず心配だという声を聞きます。

 

この点、初期脱毛という表現がなされることもありますが、まず確認したいのが初期脱毛はプロペシアの副作用で起きるものではないということです。

 

中に勘違いしてしまう人がいて、プロペシアを飲みだすと最初は髪がよく抜ける副作用があると思ってしまう人がいるからです。

 

ここでいう初期脱毛とは、プロペシアの効果が実感されるまでの間に起きる抜け毛のことを意味します。

 

ではその初期脱毛でどのくらい抜けるのかご説明します。

 

■治療開始が遅れるほど初期脱毛は多くなる
以前各毛根が独立したヘアサイクルに従って発毛と脱毛を繰り返していることをお話しましたが、男性型脱毛症を発症している部位ではジヒドロテストステロン(DHT)の影響で毛根の活力が落ちています。

 

放置する間にその部分が広がっていきますから、次第に弱った毛根が多くなるわけです。

 

弱った毛根は成長期が短くなり、退行期、休止期が相対的に伸びてしまうので成長期にある毛根が少なくなります。

 

退行期での毛根の毛は近いうちに抜け落ちてしまうので、この期間が多くなる、AGAが進行した状態の方はより脱毛量が増えることになります。

 

逆に言えば治療開始が早いほど初期脱毛の量も少なくなるというわけです。

 

弱った毛根が少ないほど退行期にある毛根が少ないですからね。

 

基本的にはプロペシアの作用が見え始めるまでは以前と同じくらいの量が抜けると考えて良いでしょう。

 

プロペシアを服薬開始後、大体3か月〜6か月までの間はそのくらいの抜け毛は生じると思っておいて良いと思います。

■初期脱毛を失くす方法はないの?
残念ながら人間のヘアサイクルに直接介入して、退行期にある毛根から生える毛髪をそのまま維持ずっとしておくということはできません。

 

正常なヘアサイクルにある場合の退行期での毛根も同じですが、その期の毛髪は抜け落ちる運命なのです。

 

毛が抜けるという現象は気持ちがよくはないですが、あまり気にするとストレスとなって神経性の脱毛症になりかねません。

 

初期脱毛についてはあまり気にせず、「これはいずれ抜けるものだったんだ」という感じで軽く流しましょう。

■初期脱毛の後の成長期に期待しよう!
初期脱毛の後は休止期を経て再びヘアサイクルの成長期に入ります。

 

この機にプロペシアの効果が見られ始めるころですから、ジヒドロテストステロン(DHT)の悪影響を受けずに活力を取り戻した毛根が以前よりも太く強い毛を生み出してくれる効果が期待できます。

 

各毛根は独立したサイクルに従っているので、全ての毛根から一気に太い毛が伸び始めるわけではありませんので過度な効果を期待するは禁物ですが、少しずつ成果を見ることができるでしょう。

 

早ければ3か月、通常6か月、長くても1年くらいの使用で効果を実感できます。

 

プロペシアを服用して子作りしても大丈夫?

男性型脱毛症について知識のある人ならば、治療に用いられるプロペシアの主成分がフィナステリドだということはご存知でしょう。

 

そしてフィナステリドは男性ホルモンDHTの生成を防いでくれることで効果を発揮するということも。

 

ホルモン系に作用する薬であるために女性に使用するのは厳禁であり、割れた錠剤に触るだけでも重篤な被害が出ることもあるため保管に注意が必要だという情報も掴んでいるはずです。

 

そこで問題になるのは子作りをする場合精子が女性の体内に入ることになります。

 

女性が触るだけでも危険だということでこの点かなり心配される方が多いので説明しましょう。

 

■母体への悪影響や奇形児の心配はまずない
プロペシアを男性が服用しても、フィナステリド成分が精子へ移行する量は極めて少なく、母体や子供への影響や副作用はないとされています。

 

これは通常の使用量による場合で、医師の介在を受けて安全な使用をしていた場合のことですから、自己判断で大量摂取したりした場合は別です。

 

危険なのは個人輸入などで購入している場合、その内容量の信用性が確実ではないということです。

 

子作りをする場合は個人輸入のフィナステリド製剤は絶対に避けた方が良いと思います。

 

また正規品のプロペシアを使用する場合、上述のように精子への成分移行が少ないことから医師は大丈夫と答えると思いますが、心配であれば一定期間はプロペシアを使用せず他の薬剤や治療法を採用することもできます。

 

実際に心配な方は一次的にプロペシアの使用を止める方もいるようです。

 

このように母体や胎児への危険性という点では「まず心配ないが、安全性を最大限にしたいならばプロペシアを一時中断する選択肢も考える」ということになります。

 

ここら辺は医師と相談して対応して下さい。

 

次に危険性という側面ではなく、男性機能の低下から子作り力が落ちてしまうことへの副作用について考えます。

■副作用による子作り能力の低下の可能性は1%以下
少なからず副作用のある治療薬ですから、人によってはフィナステリドの負の影響が出てしまうこともあるかもしれません。

 

性欲減退や勃起障害などの報告も確かにありますから、もしあなたにこの副作用が発現してしまった場合は一次プロペシアを中止するなどの対処が必要になるかもしれません。

 

ただこれら副作用の発現頻度は1%以下と極めて低く、それほど心配する必要はないものと思われます。

 

性欲減退や勃起障害は旦那さんが自身で感じることができるので、普段はこんなことはないのに、プロペシアを飲みだしてから症状が出た、という場合は疑ってみても良いと思います。

 

往々にして精神的な要因が絡んでいることが多いので、「プロペシアを飲みだす前と後の比較」に意識して原因がどこにあるのかを推察すると良いでしょう。

 

心配な方は服薬開始後に精子の活発度のチェックの為に精子チェックを医師に依頼してみましょう。

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子作り中にプロペシアを飲んでも大丈夫?

 

プロペシアとミノキシジルは併用しないと効果がな

いの?


現在の日本国内における男性型脱毛症の治療における効果的な手法は投薬治療になりますが、その治療に使われる薬剤にも複数あります。

 

中でもプロペシアとリアップは二大巨頭といいますか、ゴールデンタッグとして合わせて使用されることが多いです。

 

プロペシアの主成分はフィナステリド、リアップの主成分はミノキシジルです。

 

一般の皮膚科では男性型脱毛症に詳しくない医師しかいないのでミノキシジルを使用しない所が多いですが、男性型脱毛症治療を専門に手掛けるクリニックではまず間違いなく併用投与します。

 

なぜ併用されるのか、逆に併用しないとどんなことになるのかを解説します。

■なぜ併用されることが多いのか?
フィナステリドとミノキシジルは双方AGAに対して有効に作用する成分ですが、その作用機序は全く異なり、相互に干渉しあいません。

 

そのため体への悪影響もなく、双方の薬効の良い効果をどちらも享受できるので、ザックリと言えば発毛効果が2倍になるようなイメージです。

 

よく風邪薬を飲むときに、「市販の総合風邪薬を飲んだけど鼻水が止まらないので鼻炎薬を追加で飲んでも良いですか?」などという質問をネット上で見かけませんか?

 

これに対する答えとしては「NG」ですね。なぜなら総合風邪薬にはすでに鼻止め成分も含まれているので、追加で鼻炎薬を飲むと成分が競合してしまい、体に悪影響があるからです。

 

このように同じ効果のある薬は重複投与はできないのが原則です。

 

フィナステリドとミノキシジルは、それぞれ脱毛抑止効果と発毛効果を持っており、作用機序が違うために併用投与が可能なため同時に処方されることが多いのです。

■持病や体質でどちらかが使えないことも
基本的には両方同時に使用した方が断然発毛効果が高まることは分かりましたが、中には同時に使用できない人もいます。

 

例えばミノキシジルは血管系に障害があったり、血圧異常がある人、心臓疾患のある人は基本的に投与に慎重になります。

 

検査の結果、医師から使用を許可されないこともあります。

 

フィナステリドは生殖機能に異常が出たり鬱症状がでることもあるので、副作用のデメリットが上回る場合は使用を中止することもあります。

 

この場合でもフィナステリドかミノキシジルのどちらかを使用可能であれば、AGAの進行を食い止めたり発毛促進効果を残すことができます。

 

ただしフィナステリドが使えないとジヒドロテストステロン(DHT)が生産されるので、毛根は脱毛指令の影響にさらされます。この場合ミノキシジルの効果がその悪影響を上回れば発毛促進効果の方が勝ち、増毛傾向に傾きます。そうでない場合は減毛傾向に傾きます。

 

ミノキシジルが使えないと攻めの増毛効果は無くなるので、フィナステリドによるDHTの生産抑制によるヘアサイクルの正常化機能のみが働くので、攻めの増毛は期待できませんが、現存する毛根分の毛髪量を取り戻すことができるでしょう。